さて。

この裏バイトは、何度かこのブログでも取り上げた「パチスロの打ち子」とちょっと似ているんですが、また違う裏のアルバイトですね。
ネットでもたまに募集をしているものです。

「ノリ打ち」とは、パチンコをやっている人ならご存知だと思うんですが、
「何人かでチームを組んでそれぞれがパチンコを打ち、チーム全体の利益を平等に分配する」、というものですね。

ノリ打ちをするメリットというのは色々とあるんですが、簡単にまとめると
　・収支を比較的安定させることができる
　・出玉を共有することで換金差を軽減することができる
　・イベント台に座れる可能性が高くなる
こういうメリットがあるんですね。
（ノリ打ちのメリットについてここで詳しく解説すると、記事があまりにも長くなってしまいますので、追記のほうで詳しく解説します。）



ノリ打ちは、知り合い同士の数人でやることも多く、一般的な遊戯の仕方なんですが、中には大規模な集団で行っているものがあります。
今回の記事で扱う「ノリ打ちの裏バイト」は、数人どころではなく何百人単位で行う大規模なノリ打ち集団の中で、アルバイトとしてノリ打ちを行う裏バイトですね。。


さて、このノリ打ちの裏バイト。
記事の最初に「打ち子と似ている」と表現しましたが、何が似ているのかと言えば、その募集文句です。
下記は、とあるノリ打ち集団の募集広告を抜粋したものです。

パチンコデータ調査スタッフ大募集中！ 　■給与 　　日給8000～12500円 　　※全額即日現金日払 　■待遇 　　昇給有、全額日払い制、交通費規定支給、直行直帰OK、シフト自由　 　■時間 　　8:00～23:00の間で選択 　■応募資格 　　携帯メール操作できる方であればOK

「打ち子の募集か？」と思うような表現が並んでいますが、こちらは正真正銘、ノリ打ち集団の募集文句です。
最近、色んなサイトで広告を出していますので、中にはご覧になられた方もいるかもしれませんね。。
こんな感じで募集されています。

全国にいくつかの集団があるんですが、かなり大規模なものもありますね。
なんとかジャパンとか、なんとか企画とか、なんとかグループとか、そういう名前の会社ですね。
中には、北海道から沖縄まで「支店」を構えていて、全国規模で活動を行っている集団もいくつかあるようです。。


このバイトの仕事内容と言えば、ただひたすらパチンコを打つだけ。
朝に班長から軍資金と打つ台の指示をもらい、そこに座ってひたすら打ち続けます。
朝から晩まで、ひたすら打ち続けるんですね。
打ち終わったら、回転数や当たり回数などのデータをメールで送り、換金額を班長に渡します。

これで、日給は１万円程度。
仮に負けても（収支がマイナスになっても）この日給が減らされることはありませんが、逆にどれだけ大勝ちしても増えることはありません。
勝った分は、そのまま班長に持っていかれます。


このバイト自体は、今のところは違法ではないようですが…ただ、ちょっと考えてみて下さい。
大人数でノリ打ちをしていけば、当然ながらパチスロ店の収益は悪化します。
現金を使わずに、大人数で玉を共有して遊戯するわけですから。

そのツケを誰が払うのかと言えば…一般の利用者の方々なんですよね。。
一般の利用客やお店側から見れば、ただのいい迷惑です。

というか、一万円で朝から晩まで他人のパチンコ打って、一体何が楽しいんでしょうか？
個人的には、あまりお勧めできるバイトではないですね。。

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ノリ打ちについて、解説していきます。

記事本文でも書いたとおり、ノリ打ちとは何人かでチームを組んでそれぞれがパチンコを打ち、チーム全体の利益を平等に分配する、というものです。

ちょっと分かりにくいので、具体例を挙げて説明しましょうか。。
例えば、３人（Ａさん、Ｂさん、Ｃさん）でノリ打ちを行い、それぞれの一日の収益が
　　Ａさん→20,000円のプラス
　　Ｂさん→30,000円のプラス
　　Ｃさん→20,000円のマイナス
このような結果となったとします。

各個人でそれぞれ別々打ったのならば、ＡさんＢさんはプラスでＣさんだけがマイナスになる、という結果になるんですが、ノリ打ちの場合は違います。

ノリ打ちでは３人の収支を合計して、
　　20,000円＋30,000円－20,000円＝30,000円
この残った30,000円を３人で平等に分配します。
つまり、一人あたり10,000円ですね。


「何のためにこんなことするの？」と疑問が涌きますが、一番のメリットは「出玉を共有すること」ですね。

例えばパチンコの場合ですと、持っている現金でパチンコ玉を借りてから遊戯するわけですが、玉を借りるときと換金するときの値段はほとんどの場合で違います。
借りるときは１個４円で、玉を現金に換金する時は１個３円だとかだったりします（この差のことを換金差といいます。）
持っている玉が無くなれば、遊戯を続けるためにはまた玉を借りなければならないのですが、その度に上記の場合だと１玉あたり１円の損をする、ということになるわけなんですね。。
つまり、パチンコでは等価交換のお店ではない限り、玉を借りれば借りるほど損をするという仕組みになっています。

だから、パチンコでは「できるだけ現金を使わずに持っている玉で粘る」、というのが重要になってくるんですね。


ところが、店によっては「出玉共有OK」というお店があります。
つまり、他の人とパチンコ玉を共有してもよい、ということですね。

上記のAさんBさんの例で言えば、仮にAさんの持ち玉が無くなったとしても、その時Bさんが玉を持っていれば、それをAさんが持って行って使っても良い、ということなんですね。
そうすると、Aさんは玉を借りる必要が無くなるため、玉一つあたり１円分の換金差を失くすことができる、というメリットがあります。


またパチンコやスロットの勝率というのは、その日座る台によって結構変わってきます（それが全てではありませんが）。
いい台に座ることができれば勝率は上がりますが、逆の場合だと勝率は下がってしまいます。
当然ながら、打つ人数が多いほど良い台に座れる可能性が高くなりますので、比較的収支を安定させることができるんですね。。


ノリ打ちのメリットは他にもあるんですが、主なものは以上のようなものですね。
より詳しくは、下記のサイトにて解説してありますので、興味のある方はどうぞ。

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