さて。
今回は、空港関連のアルバイトをされた方の体験談をご紹介します。
どこの職場でも「ちょっと変わった人」だとか「面白い人」というものはいるものですが、これはちょっと強烈ですね。。
今回は、空港関連のアルバイトをされた方の体験談をご紹介します。
どこの職場でも「ちょっと変わった人」だとか「面白い人」というものはいるものですが、これはちょっと強烈ですね。。
この世の果て 投稿者:mach-jbさん 以前にやったアルバイトの話です。 空港関連の仕事は皆さんもご存知かも知れません。 旅客機に荷物を積み込む仕事や機内の清掃など幾つかあるんですが、私の体験は機内食の食器類を洗浄する仕事です。 旅客機が到着する都度、数百食分の食器(もちろん使用済み)が次々と運び込まれる訳ですが、それを分刻みで洗浄してまた使える状態にします。 まず食べ残しを作業台の横にある大きなポリバケツに放り込み、その後簡単に手洗いし更に大きな洗浄用の機械(業務用の皿洗い機)にセットする。 作業自体はこれだけですが、とにかく量がハンパじゃないんです。 |
夕方のラッシュ時には休む暇など全く無く、いくら洗っても洗っても大量の食器は無くなりません。 最初は目先の食器の山に圧倒されて、いかに自分の目の前に積まれるそれを早く減らすかそれしか無く周りを見る余裕などある筈もありませんでしたが、「ベテラン」の方たちは結構余裕です。 何の仕事でもそうですが慣れてくればどうって事は無い様ですね、 作業自体は、まあ単純ですし・・・ そんな同僚の中に一際個性的な方がいました。 (年の頃は50代半ばくらい、頭はハゲ上がり、いかにもトホホな感じだが何故か、やたら元気がいい) 私がバイトの初日にぶっ飛んだのは作業中、そのオヤジが「なんか腹減ったな~」とか言ったと思うといきなり目の前の食器に残っていた機内食の残り(手付かずのものでは無く明らかに誰かの食い残し!) を、おもむろに、しかも手づかみでムシャムシャ食べ始めた事です。 私は思わず唖然、しかし他の人達はチラッと、オヤジを見ただけで特に動揺するわけでもなく 皆さん黙々と自分の作業を続けています。 「えっ!何で、何で!?」と喉まで出かかりましたが、それを堪えてオヤジの方を見ると満足したのか既に平然と咥えタバコで食器を洗っています。 私は理解出来ませんでしたが、その事は、なるべく気にしない様にして作業を続けました。 数分の間は何事も無かったのですが次の瞬間!「さて、デザートでも食うかな!」 驚いて顔をあげるとオヤジは食い残りのプリン?を、また当然の様に手づかみで 食らっているではありませんか!! 私は同情を求めるかの様に周りの人達に目で訴えましたが誰も動じません。 私は諦めて、また作業を続けました。 夜半になってやっと一段落して来た時、作業場にデカイ声が響き渡りました。 「さぁ夜食だ~」驚いて振り返ると、そこには、さっきまとめてポリバケツに捨てた筈の「茶そば」を、つゆもつけず、手づかみで口一杯にほうばり満面の笑みを浮かべているハゲオヤジの姿が・・・ それは正に、この世の果ての様でした。 |
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食べ物を大切にするいいおじさんだと思います。
食べ物を無駄に捨てる日本人達(私も)
に少しは見習わせたいものです。
ラブホの清掃のバイトしてた頃
客の食べ残しの寿司(食べかけではない)を、一緒に掃除する仲間と奪い合っていた。
たいへんそうだけどやってみたいなぁ